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Monday, 24 January 2005

軌道修正してます(ネタバレだらけ)

落ち込んでもソッコーで立ち直れる、便利なニワトリ式脳味噌の持ち主萬太です。嫌な事はさっさと忘れて、楽しい事に戻りましょう(←人はそれを『現実逃避』と呼ぶ)。戻るったら戻るンだーーーいッ!(←分かったから暴れるのはヨセ)

只今「王アーサー」ディレカット版を、日本版の特権(笑)吹替えで堪能中です。吹替え版の良い所は、元の英語の台詞に比較的忠実な物語を、自国語で堪能出来る事ですね。字幕が悪いとは申しませんが、字数制限等でどうしてもカットされちゃう部分があるのは厳然たる事実ですし、そうなってしまった部分に自分的な「萌え」が詰まってたりするんですよ〜。

例えば、ナイツはお互いに名前を呼び合ってるシーンが結構あるんですが、当然の様にそーゆートコロは字幕では真っ先にぶった切られる、と…。司教お迎え後に砦に戻って来るシーンはその典型です。英語(その日本語の直訳)、字幕吹替え、の順に並べてみると良く分かります。

<ガラハッド>
“I don't like him, that Roman. If he's here to discharge us, why doesn't he just give us our papers?”
(俺は奴が好きになれん、あのローマ人だ。もしアイツが俺達の除隊の為にここに居るのなら、なんで俺達にとっとと書類を渡そうとしないんだ?)
「あの司教は気に食わん。兵役からの退役証はどこに?」
「気に食わないな、あの司教。さっさと退役証をくれりゃぁ良いのにさ。」

<ガウェイン>
“Is this your happy face? Galahad, do you still not know the Romans? They won't scratch their asses without holding a ceremony.”
(嬉しそうな顔に見えるがな?ガラハッド、お前は未だローマ人って奴が分からんのか?奴等はいちいち儀式を催さないことには尻の一つも掻けんのさ)
「抑えろ。何ごとももったいぶるのがローマ人なのさ。」
「嬉しい癖に。分かって無いな、ガラハッド。ローマ人は尻を掻くのももったいぶる。」

<ボース>
“Why don't you just kill him, and then discharge yourself after?”
(どうしてとっとと奴を殺して、その後に自分自身を除隊させないんだ?)
「奴を殺せばすぐ自由になれるぜ。」
「なんならアイツを殺して、さっさと自由の身になるか。」

<ガラハッド>
“I don't kill for pleasure, unlike some.”
(俺は楽しみで人を殺したりはしない、誰かさんじゃあるまいし)
「お前らと違い、人殺しは嫌いだ。」
「戯れには殺さない。誰かと違って。」

<トリスタン>
“Well, you should try it someday. You might get a taste for it.”
(ならば、何時かそいつを試すべきだな。お前だって味を占めるに決まっている)
「癖になりゃ、楽しいぞ。」
「一度やってみろ。味を占めるぞ。」

<ボース>
“It's a part of you. It's in your blood.”
(そいつはお前の一部分なんだ。血の中に流れてる)
「お前にも、その血が。」
「お前だってその血が流れてるんだ。」

<ガラハッド>
“No, no, no. No. As for tomorrow this was all just a bad memory.”
(違う、違う。明日になれば、全部只の悪い思い出だ)
「ないよ、俺にはね。明日になりゃ、すべて過去の思い出だ。」
「えぇ?違うね。明日になれば、悪い思い出ともおさらばさ。」

<ガウェイン>
“I've often thought about what going home would mean after all this. What will I do? It's different for Galahad. I've been in this life longer than the other. So much for home. It's not so clear in my memory.”
(俺は全てが終わって国に帰るって事がどう言う事なのかを、ずっと考えたもんだ。俺は何をするのか?ガラハッドとは違う。俺は此処での暮らしが他よりもずっと長かった。故郷ってやつにしてもな。俺の中では余りに朧げだ)
「俺にとっての故郷とは?故郷で何を?俺には騎士としての暮らしが長すぎた。故郷の記憶はあいまいだ。」
「この兵役から解放されて国に帰ったら、何をしよう?ガラハッドは嬉しそうだが、俺はここの暮らしが、余りに長過ぎた。故郷も朧げにしか覚えていない。」

元の台詞でガウェインが「ガラハッド」を付けて会話をしていますが、字幕には一切登場しません。しかし、使われ方は少々違う物の、吹替えだとそれがちゃんと再現されてます。自身の帰郷の事で舞い上がってるガラハッド、そんな彼をからかう年長者三人、その中でもガラハッド程帰郷を素直に受け入れられないガウェインの複雑な想い、それが「ガラハッド」と言う固有名詞を口にするか否かで印象は随分変わると思うんです。
ガウェインはナイツの中ではボースやトリと違って「ぢみキャラ」ですし(苦笑)、ランスやガラみたいなグッド・ルッキングでも無いですし(爆)、アーサーやダゴみたいな見せ場もあんまり無いキャラ(殴打)ですが、一見何でも無いこういうやり取りの中でそこはかとなく渋オジ候補な魅力を醸し出している辺りが、自分的に「ツボ」なんです。吹替えだとガウェインの印象は随分変わって来ると思いますので、是非一度吹替えでも鑑賞してみて下さい。

って事で、当分ガウェ語りが続きそうな予感…。

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