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Wednesday, 26 October 2005

オイラも歳を取ったよなぁ…(ネタバレありまっせ)

等と感慨に耽ってるのは、十何年ぶりかに下北沢へ足を運んだからでございます。学生時代にはしょっちゅう遊びに行っていたシモキタですが、記憶にあるのとは随分と様相が変貌してまして、めちゃんこ戸惑ってしまった自分でございます。

てなことで、ジョエルが(多分)主演映画の初日に行かないのはファンの名折れだー!とばかりに、ナウでヤング(←死語!)な街シモキタへと繰り出しました。生憎の天気でしたが、とりあえず迷わずトリウッドさんに辿り着けたのは、HPにとっても親切な地図がアップされてたからに他なりません。

今回のイヴェント「EPOC in CG Vol.6/世界のCGアニメーションの特集上映」はAプロとBプロを交互に上映してますが、とりあえずはジョエル目当でBプロのみ鑑賞して参りました。少々早めに現地入りした所、Aプロが未だ上映中…。受付でチケットを購入して、ロビーでもそもそとBプロの開始を待っていたのですが、待てど暮らせど他のお客さんの入って来る気配がありません…。

「ヲイヲイ、まさか『貸切』じゃねーだろーなー(汗)」と思いつつ、「ヴェニスの商人」のチラシに剥かれてる鉄様(爆)の写真があるのを見て、めちゃんこアヤシイ笑いを浮かべたりしてました(←鬼畜)。
やがて、「お待たせしました〜」と声をかけて頂きハコ入りしたのですが、やっぱり客は自分一人じゃあ〜りませんかー!ずらーーっと並んだ座席を目の前にして、ものごっつーーむず痒いモノを感じてしまったのは言うまでもありません。

「いや待てよ、案外開演時間ギリッチョで誰かが駆け込んで来るかもだー!」と自分で自分に言い聞かせ、何とな〜く席を陣取り、何とな〜く本なんて読んだりしてる内に、場内の照明が消され始め…。

やっべー!貸切状態ぢゃん!(爆)

今まで色んな映画館を渡り歩いて来ましたし、それこそ『自分と家族ともう一組』みたいな時もありました。が、身内や友人はおろか他のお客さん達も全く居ない状態なんてェのは、流石に生まれて始めてでございます…。

何本かの予告編が流れた後に、いよいよ本編が流れ始めました。が!なぜか音声が聞こえてきません。「ほよ?最初の作品って無声映画だったっけ?いや、音楽くらいは付いてた様な気がしたけど、記憶違いかな?」と思ってたら、突然上映ストップ!数十秒後に再び本編が流れ始め、今度はちゃんと音声が流れて来ました。何の事は無い、単なる操作ミスだったみたいです(笑)。

1本目は「最後の編み物(原題:Kutoja)」。ただひたすら編み物をしまくる女の人の物語です。とりあえず「断崖絶壁で編み物なんてしなきゃイイぢゃん?」とか「幾らナンでも、そんなに猛スピードで編み続けられる筈無いやろー!」とか、もう色々とツッコミ入れたくなりましたが、ファンタジーに余り鬼畜な事を言うのはルール違反でございます。ウッカリ一つの事にハマったら最後、理屈抜きで執着してしまうって事に関しては、人の事は言えない自分ですしねー(苦笑)。

2本目は「風(原題:Vent)」。一見オール・モノクロームかと思いきや、所々水墨画に水彩絵の具で色を落とした様な画面作りが、なかなかユニークでした。キャラクターの動きが秀逸で、観ているこちらまでナンだか力が入っちゃいましたよ〜(笑)。

3本目は「ピュラング(原題:Puleng)」。旱魃でカラカラに乾き切った大地、どこまでも残酷に広がる青空、皮膚を貫くがごとく降り注ぐ太陽光。どれも「本物」を知っているからこそ、あえてアニメーションと言う形で表現しようとしたのかも知れません。最後に十字架が二つ並んだ光景と、それに続く満開の花々は、哀しくも僅かな希望を感じさせるエンディングでした。彼の地に於いてソレは決して稀な風景では無いと言う事が、重い現実でもあるのです。自分的には一番この作品が「好き」かもしれません。

さてさて、本日の真打ち登場!「ジャスパー・モレロの冒険(原題:The Mysterious geographic explorations for Jasper Morello)」でございます。これだけが台詞付の作品です。アヌシーで上映された状態をそっくりそのまま持ってきたらしく、日本語字幕のみならず仏語字幕まで付いてました。

観る前は『ジョエルがまーたもぎゅもぎゅ喋ってたらどないしょー!』ッてビビってましたが、それは杞憂に終わりました。ジョエルってば、ちゃんとマンブルしないで台詞言ってましたよー(←オマエホントにファンなのかよ)。
でもって、ジョエルは主人公のジャスパー・モレロを演じてたのですが、そのジャスパーのモノローグで物語が進行すると言う、主人公兼ナレーション状態でございました。とどの詰まり、どっちの情報も正しかったって訳ですな(苦笑)。

ジャスパー・モレロは「空」を「航海」する「舟」のナヴィゲィターだったが、ほんの僅かなミスで取り返しの付かない事態を引き起こしてしまい、一生「舟」には戻れないと覚悟していた。しかし、今一度チャンスを与えられた彼は、羅針盤を手に再び「空」へと漕ぎ出す…。

えーーっとですねー、声だけの出演なのにジョエルはやっぱりヘタレ担当でした(爆)。
ジャスパー・モレロがどのくらいヘタレかと申しますと、旅の間中奥方に慰められるし、マッド・サィエンティストの下僕状態だし、触手に絡め取られちゃうし、薬プレイ(←え゛?)で人事不省に陥っちゃうし、挙げ句の果てに触手系モンスターと赤い糸(←ヲイ待て…)で結ばれた道行になっちゃうんですよー(←チョト違う気が…)。いやもう、ジョエルってばどーしてこーもヘタレ・キャラが良く似合うンでしょう(黒笑)。

実写だとかなりグロいシチュもあったりする作品なのですが、そこはアート系アニメィションと言う事で、色々緩和されてる部分もあり、逆にアニメィションだからこそシリァスに伝わって来る部分もありました。オチは如何にも欧州の人が好きそうだったですねー。あれはアメリカじゃ絶対にブーイングだな、うん。

ちょっと残念だったのは、画面がやや暗めな事。トリウッドさんはプロジェクターを使用して上映していらっしゃるので、画面全体の輝度が普通の映画館と比べて少し低いンですね。コントラストのはっきりしている作品なら特に問題は無いのですが、「ジャスパー・モレロ〜」はコントラストの低いシーンもあるので、ナニがナンだかさっぱり分からなくなっちゃうんですよね。ま、ストーリー展開に直接関係無いンで、物語を追っかけるに左程影響は無いと思われます。

もう一つ。最初に音声が出なかった事について、スタッフの方から何もコメントが無かったのは何とも残念でした。最近は大手のシネコン等でも途中で上映がストップしたりすると、ちゃんとコメントを出す所も増えて来ました。せっかく「短編専門」でアット・ホームな手作り感が売りの施設ですし、そーゆー部分でのキメ細やかな対応をしてもらえると、より印象が良くなると思うのです。

何はともあれ、声だけとは言え最初から最後までジョエルが出ずっぱりですし、マッド・サィエンティストキレっぷりも一見の価値がありますし(黒笑)、終映予定日の11月17日(木)までにもう一回くらい観に行けたらなー、と思ってま〜す。

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